Microsoft Clarity が大好きなウェブ解析士マスターのこれまでとこれから

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はい、ごめんください。コスギです。

今回はウェブ解析士 Advent Calendar 2023 の参加エントリーですが、実は1週間後にはWACAを辞めている立場です。これまでの記事で皆さんがウェブ解析士やSNSマネージャーの良さを語っていただいているので、私のようなエントリーもあって良いのかなと思い、参加することにしました。“ウェブ解析などWACAに関することならなんでもOK” ってことですし。

目次

これまでを振り返ってみた

(初級)ウェブ解析士になる

私はウェブ解析士のことを知るまでは、独学で「ホームページをつくっていた」人間で、開発も上司の書いたプログラムを修正しつつ学んでいたようなサラリーマンでした。2010年くらいからクライアントさんに投資対効果を相談されるようになり、だいぶ迷って失敗もしていたのですが、2012年にウェブ解析士のことを知って、人生が変わりました。

今まで、マーケティングのマの字も知らなかった人間です。「そういう概念があるのか!」って、目から鱗がボロボロ落ちてドラゴンが生成されてしまうくらいには、新しい世界でした。めちゃくちゃ面白くて、当時の初級のテキストを時間を忘れるほど読みこんだり書き込んだりしていたので、「初級の勉強時間は何時間くらいですか?」と聞かれても、自分がどれだけ時間を費やしていたのかわからないのが正直なところです。適当に答えていましたゴメンナサイ。

そして同年7月頃に臨んだ初級ウェブ解析士の試験では、鼻息荒く満点を目指していたものの、9X点(忘れた)だったことに対して湧いた気持ちは怒りでした。「これは絶対問題が悪い!」と。

今にして思えば、おそらく計算問題を間違えていたと思うのですよね。ウェブ解析士マスターになっても、割り算ができなかったので。当時は「%で割る」という概念が腑に落ちず、CVRとCV数からセッション数を出すまでに相当時間がかかっていたんです。

上級ウェブ解析士になる

そんなわけで、「一体ワシの何が悪いというんじゃい!」と言わんばかりに、自分のマーケティングの知識を検証する気持ちで上級ウェブ解析士に殴り込m挑戦することにしました。初級は新潟にイケメンG先生が来てくれていたのですが、上級は東京開催のみ。8万円の講座ですが、旅費交通費込で12万くらいでしたね。安宿でしたが、東京は雪がなくて歩きやすかったのを覚えています。

そしてマーケティングを学ぶことになったわけですが……これがまったく理解できませんでした。フレームワークは、まだ理解できるんです。けれど膨大な計算の表は、気を抜くと何を計算していたのか見失ってしまいます。レポートに至っては、考え方をプロセスではなく結果として覚えるしかない状態に陥ってしまい、とことん打ちのめされました。全体像が見えないまま講座は進み、質問したくても質問するための言語化ができず、合格できる感触がまったくなかったので、試験にはお情けで受かったようなものです。今なら普通に落ちます。

「このままじゃ何もできないから、実践的に学ばないとヤバい」と危機感に背中を押されるように、ウェブ解析士マスターに申し込みました。

ちなみに、ウェブ解析士マスターになって数年後、ようやく上級のカリキュラムに一貫性が保たれたと思うくらいには教えにくかったので、私が上級を受けたときに拭えなかった違和感は間違ってたわけじゃなかったなって思いました笑

ウェブ解析士マスターになる

ウェブ解析士マスターの講座も新潟(長岡)から毎回東京に通っていたのですが、実は講座のことをほとんど覚えていないんですよね。レポートが大変で、再提出を食らいまくって、毎回へこたれながらも新鮮だった気持ちはあったはずなのですが……。上級の認定日が2012年12月2日で、マスターの認定日が2013年4月23日だったので、怒涛の日々だったことは確かです。4ヶ月間弱で取得したのか私……(今更)

よく覚えているのは、オープンセミナーのこと。

ウェブ解析士マスターの認定要件としてオープンセミナーの開催があって、そのときには当時代表理事だった江尻さんに新潟まで来ていただいたんです。車で迎えに行ったはいいものの、道を間違えてお昼も早々に切り上げて、開場もギリギリ。セミナーには仲間が数人来てくれました。みんな神。

そもそも、当時の私は人前に立って話す経験がなく、姿勢も滑舌も悪いうえ、頭が真っ白になってしまったんです。江尻さんにほとんどフォローしていただき、仲間からも「まあ、がんばってたと思うよ」と評価されるほどでした。

そしてマスターの合格発表のときでも、「期待を込めて今回は合格」みたいなふうに言われたような記憶があります。とりあえず根性で通過したけれど、スキルとしてはまだまだという状態でした。上級もそうですが、昔は合否判定が甘かったんです。ただ、スキル不足は悔しいほど痛感していたので、認定をもらったからには前に進むしかなかったですね。

まだサラリーマンだった当時、ウェブ制作部隊の私はウェブマーケティングを社内に持ち込もうと思っていたんですが、「そういうのは自分の仕事をこなしてからやれ」とのことだったので、様々な理由をつけて辞めちゃいました(テヘペロ)
※この会社にはめちゃくちゃ恩があって、新卒で入ってから結婚しても出産しても所属させてもらっていたので、辞めるときにはこれでもかという理由をつけたんですが、それすら見透かされていたかも。

ということで、2013年6月1日に「コスギス」として独立。ウェブ解析士マスターを取得して2ヶ月後のことでしたが、その後も江尻さんは目をかけてくださって、ウェブ解析士協会の活動に関わらせていただきました。まだお尻に殻のついたままのヒヨコでしたが、おかげで今でもお付き合いをさせてもらっているクライアントさんがいます。

一番大きかったのは、ウェブ解析士マスターとして教える側に立ったことで、教えられるように理解するための習慣がついたことでした。これはもう、すべてが挑戦だったので、厳しかったけれども最高の環境でした。問題集をつくって Kindle で販売するのは数年間続けていましたし(そのあと協会のカリキュラム部として公式に作成することになりました)、アドベントカレンダーもやってたんですよね。昔の記事……懐かしい……調べてみたら、2012年から2016年までやってました。

とにかく自分の学びになると思ったことは何でも飛び込んでいた(巻き込まれに行った)ので、小川卓さんや清水誠さんにもお会いできて一緒にプロジェクトをやったり、たくさんのマスターの皆さんとプロジェクトをやったりと、もう、戦友のような仲間がたくさん増えました。馴れ合うわけでなく、お互いを尊重した上で弱さを共有し補完し合える仲間。最高です。そういえば温泉にも行ったなあ。

そうやって、ウェブ解析士マスターとしての業務を続けて数年もすると視野が広がってきて、同じことを伝えていても、コミュニケーションが円滑なチームは成果出やすいことに確信を得るようになりました。「もしかして、私のコンサルティング能力とは関係ないのでは?」と思ったことがキッカケで、本格的にコミュニケーション心理学とストレングスファインダーを学ぶことにしたんです。

そうやって得たひとつの答えは、「信頼関係がすべてを解決する」でした。私自身のスキルは大したことないので「ウェブ解析士マスター」という肩書きによって信頼を得ていたことは、たくさんあったと思います。その信頼に応えたいと思う気持ちだけで、この10年、成長できたんじゃないかなって。

そんなふうに紆余曲折を経てきた私でも、「コスギさんは師匠です!」と言ってもらえるくらいになったので、私に限ってはウェブ解析士の資格で人生が変わったと言っても過言ではないです。思い出すと、ちょっと泣けてくる……めちゃくちゃ助けてもらったなって。もらった恩が大きすぎるので、ちょっとずつ恩送りしているのですけども。

退会を決めた理由はシンプル

自由に学べる環境は整備されている

10年経って、ウェブ解析士協会も色々と変わりました。カリキュラムはわかりやすくなりましたし、安定的に毎年更新されていますし、いつウェブ解析士を受けても申し分ない内容です。認定試験も、知識や記憶力ではなく考え方を問うものになっているので、吸収しやすい内容になっています。

そして、WACA会員向けのセミナーも増え、テキストではカバーしきれないノウハウを学べる環境です。上質な内容を破格で得られます。元 Google の金谷さんが顧問に入ったことで、検索に関する興味深いセミナーも開かれていますし。

更に、WACAの認定資格の1つである、SNSマネージャーは心からオススメしたい。特に上級。運用企画書は実務を想定している内容なので、自社で使うために資格というプロセスで学べます。解析についてはウェブ解析士と合わせて学んだほうが理解に深みが出るかと思いますが、講師陣がSNSを楽しんでいるので、学べることはとても多いですよ。

超個人的には、ウェブ解析士 → SNSマネージャー → 上級SNSマネージャー → 上級ウェブ解析士 の順で取得すると、全体 → 特化 → 全体 と視野がこじ開けられるので、メキメキ力がつくと思います。ウェブ解析士だけだと、オードブルとか幕の内弁当みたいな感じなので、その中で自分が特化したいスキルを選んで深めるのがオススメ。

講座の内容は平準化されていますが、やっぱり講師の色は出ます。独学メインでやりたい方は関東方面の講師、コミュニケーションも大切にしたい方は関西方面の講師をオススメしたいです。もちろん、ご自身の地域の講師がいるなら師匠にするのが一番です。特に少人数でやっている講師は、親身に相談に乗ってくれます。

ちなみに、マスターはみんな忙しいので「忙しそうだから、声かけるのは申し訳ないかな……」と思っていると成長の機会を逃します。邪魔になるくらい突っ込んで大丈夫。そんな人のあしらいくらい、みんなわかってますから。

そんなわけで、学びたいと思ったことを学べる環境は、相当整っていると思います。インプットばかりで……と思ったら、学んだことを活かすために委員会に入ったら良いのではないでしょうか。以前より少しハードルが上がっている(=能動的な人が多い)ので、挑戦できる機会は多いですし、「戦友」も得られますよ。

私にとっての刺激がなくなってしまった

ここ数年で協会が組織として構造化されつつあることで、昔のようなカオスはかなり減りました。オンラインやオンデマンドで学べるコンテンツは飛躍的に増え、トラブルはゼロにならないまでも、激減したと思います。知らない間に色々あったらしいのは、今度お会いできた方にオフレコでお話しするとして……むしろ私もカオスに一枚噛んでいたのかもしれないのですが……

昔、オフラインの会場に来ていただく講座しかなかったときは(受講生さんも大変だったと思いますが)、私自身も受講生さんたちのフィードバックから学べることが多く、とても刺激になっていました。基本、100%の同じ内容を継続するより、300%を目指して追求したほうが、結果的に継続したんですよね。次はどんな場にしようかと考えるのも楽しかったです。

ただ、オンラインになると手軽な分、一方通行で教えることが増えてしまい、受講生さんからのフィードバックが薄く、やりがいを見失ってしまいました。それでもと試行錯誤してみましたが、先述のとおり、あまりに刺激的な日常を過ごしてきたので、オンラインではやっぱり物足りないのです。

とはいえ、この感覚は時代遅れかなとも思うのですよね。スマートに自分のペースで学び、糧にするのもしないのも本人次第。そんな時代かもしれません。学び方がスマートになったため、育てる側に立つにしても物足りなさを感じている状況なので、私がWACAに求めるものは、もう満たされてしまっていたんです。

満足したら終わりだと思っている人間が、満足したので、終わる。何かトラブルがあったから辞めるのではなく、理由はこれだけでした。そこに気づいてしまったのが今年の10月で、そこからは自分の気持ちを言語化するためのエンドロールでした。

そんな中、やっぱりオフラインの熱気は素晴らしいと再認識する機会はありました。オンラインは学びやすいですが、孤独なまま学べる人はそう多くありません。オフラインで知り合って、SNSでつながって、自分の挑戦を応援してくれる人がいる環境で人は成長するのだなあと。だから、“わざわざ” リアル会場に足を運ぶような物好きは、同じような物好きと高め合うのが一番なんですよね。類は友を呼ぶなら、友が類を呼ぶ環境は大事。

とはいえ、すべての人間が成長思考ってわけでもないので、学び方を選べるWACAの構造はめっちゃいいと思います。

ただその熱気の中で、自分がすでに一歩引いた立場から見ていること、仲間に感謝はしていても、師匠と仰げる人はいないことを実感して、やっぱり物足りなさを感じました。こういうの、転職活動でもあるみたいですね。今の職場環境では自分の成長が見込めないから次に進む、みたいな。とても似ていると思いました。私の場合、本格的な老害になる前に去りたいのも大きいです。すでに老婆心で粉を吹くレベルですから……(このエントリーも)

何があれば辞めなかったのか

ついでに、何があればWACAを辞めなかったかも、と考えたら、コーチングの提供によるフォローかもしれません。ウェブ解析士の資格取得プロセスで得たインプットは、アウトプットする前に思考の整理が必要なんですが、それが本人の能力や環境に依存しているため、盲点が見過ごされてしまっているんじゃないかなとか。過去の私みたいに勘違いしてイキっていることもあるし……ダニングクルーガー曲線そのまんまでしたからね。恥。

他者と話したほうが自分の思考を整理しやすい方はなおさら、自分でなんとかするのが当然のような環境では、何を相談したらいいのかすら言語化できません。そんな状況なので、講師に相談するにも時間がかかってしまいます。だからこそ、懇親会で紐解いてもらったりする機会が貴重ってことになるんですが……それでいいのかしら。

ウェブ解析士はコンサルタントを育てるカリキュラムでもあるので、傾聴よりもアドバイスするほうが板についている人がほとんどです。そんなこともあって、WACAの組織としてコーチングのアプローチを盛り込むのは難しいだろうとも思います。「この先どうやって資格を活用したら良いのかわからない」とモヤッている方は、どうぞお気軽に相談してください。WACAにいてもいなくても私のスタンスは変わらないですが、離れた相手だからこそ話せるみたいなのもあるかもしれませんし。

あ、その点ではSNSマネージャー(特に上級)はチーフがメンターの構造になっているので、「他者と一緒に学びたい」「師匠が欲しい」と思っている人にはおすすめですし、SNSの運用も合っていると思いますよ。

ウェブ解析士マスターの肩書きがなくても解析できる人に

WACAを辞めるといっても、ウェブ解析を全部わかったなんてことはなく、むしろGA4は苦手だし嫌いです。でも、クライアントさんが使っているから使うしかないし、定量分析からは逃れられないので、Looker Studio と連携して、見たい KPI だけ見るようにしています。コロコロ変わるGA4の仕様まで突っ込まれるような業務は、信頼できるウェブ解析士マスターの仲間と一緒に請けています(こういう補完関係ができたのもWACAのおかげ)。

そうやって省力化していった結果、学ぶことが限られるようになりました。自分は仮説を立てて、分析は ChatGPT にお願いすればやってもらえますし。ビジネスフレームワークも ChatGPT が教えてくれますし。むしろ中小零細企業のことなんて、現場の話を聞かないとわからないことだらけですから、クライアントさんから学べることのほうが多いんですよね。

施策をやるのも人ですし、知恵を持っているのも人ですから、そこにフォーカスしないと見えるものも見えないなって。見えた気になっている状態でGA4ガーとかやってても、上滑りするだけでしょう。何度痛感したことか。

AIの登場で、コンサルティングも分析業務も任せられる時代が始まって、5年後にウェブ解析士ができることって何だろうなあと考えていたんですよね。今のところ、AIにお願いできるように課題を切り分けて、一緒に決めて進めることなんじゃないかと思っています。決めるのが人なのは、今後も変わらないでしょうし。でも、1人では決めにくいことも多いと思うんですよ。一蓮托生で一緒に決めて、進んでいくのがウェブ解析士の仕事なんじゃないのかなとも。それを「ウェブ解析士」と呼んでよいのかは疑問が残りますが。

私は施策をしたあとの検証は必要だと思っているので、そのための解析の知識はあったほうが良いのですが、ビジネスフローの中で自分の強みはどこにあるのかを見極めて、どう磨くかだけで良いじゃんと思うようになって今に至ります。自分で全部やろうとしなくていいんですわ。

現在の私は、GA4は嫌い、Google サーチコンソールには頼りまくって Looker Studio と連携し、Microsoft Clarity を遊び倒すスタンスです。WACAを退会しても解析をやめるつもりはないですし、何よりGAのユーザーエクスプローラが好きで眺めていた私にとって「ユーザー行動分析ツール」の Clarity は大好物なんです。最近は Copilot の機能が他にも取り入れられていますが、検証するのはまだまだ人間。とはいえ、過去のデータと比較して自動で提案してくれる未来は、そんなに遠くない気がします。

ということで、ウェブ解析士マスターの肩書きがなくても、Microsoft Clarity が大好きな人として認識していただくため、今以上に精進します。チーフSNSマネージャーでもありましたが、SNSの分析のほうがAI向きかもしれません。こっちは目的とか目標とかの戦略部分がしっかりしていればなんとでもなります。個人的には、市場判断に課題感。課題が見つかるとワクワクしてきますねー

これからもウェブ解析士としてやっていきたい方へ

もしご自身の強みがぼんやりしていたら、「はたらきかたのつよみチェッカー」でザックリと4つの傾向を出せます。そして、以下を確認してみてください。

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考えたいが大きい

思考力と分析力に長けているため、教える側を目指すと知識を棚卸しできて充実します。ただし、思考時間を必要とします。紙などに書き出したり、他者にアウトプットする習慣をつけ、効率よく思考を整理する環境を整えましょう。自分なりのビジネスフレームワークをつくると効率化しやすくなります。

WACAの活動に参加するなら、様々なセミナーに参加してレポートを書くのもオススメです。カリキュラムを独学しやすいので、ご自身の思考の赴くままに、たっぷり学び尽くしてください。物足りなくなったら、事務局に相談してみると良いですよ。事業推進部とつながると思います。今はAI活用のネタがホットかな。

助け合いたいが大きい

クライアントから愛され、一緒に成果を積み重ねていくことに長けています。何よりも信頼関係を構築することを目指すと充実します。人間関係に左右されるため、職場やクライアントは選びましょう。とはいえ、必要以上に自分を卑下しなければどんな相手とも信頼関係を築けるため、その上で一緒に学んでいきましょう。

WACAの活動としては、会員部に参加すると学べる上に仲間が増えるので一石二鳥です。まずは支部長に相談してください。上位資格を目指すより、興味のある周辺情報をオフラインで学べる環境に身を置くのがオススメ。講師の話を五感で得るのはもちろんですが、同じ受講生のアウトプットを挟むと吸収しやすくなります。

動かしたいが大きい

前に立ってリードすることに長けているため、導く側を目指すと充実します。良くも悪くも目立ちやすいため、社会貢献などの広い視野を前提に活動しましょう。自分より上の立場の人から教えられることが増え、伸びたいように育っていきます。尊敬する人を見つけ、可愛がられて育つ環境を整えましょう。師匠の数だけ成長します。

WACAの活動としては、ウェブ解析士マスターか、チーフSNSマネージャーを目指しましょう。動きやすい上流にいるほうが活躍します。ただ、合わない人はとことん合わないので、尊敬できる講師を見極めましょう。非難は未熟者がやることなので、謙遜と社会的意義を見失わなければ、何をやってもうまくいきます。

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決められた業務をコツコツ継続したり、しっかりと終わらせることに長けています。考えながら手を動かすよりも、「思考」→「行動」とフェーズをキッチリ分け、余計なことを考えずに作業できる環境が必要です。プロジェクトには仕組みを作るフェーズから関わって、終わりを意識した安定性を担保しましょう。

資格を取得するプロセスより合格を目標とする傾向があるため、ゴールを資格取得の先に置くと資格が手段となり、活かしやすくなります。もしWACAの活動に参加するなら、委員会の議事録役からやると現状を把握できます。そのうえで、平準化できそうなところをサポートしてみてください。課題は多いので……笑

結果はバランス良く出ることのほうが多いので、違いが1%程度でも、一番大きい項目を見るのがオススメです。元ネタはストレングスファインダーなので、興味があればメリデメを確認してからどうぞ。

まとめ

WACAの退会エントリーなんてダサいから書くことはないだろうと思っていて、Microsoft Clarity のフィルターをまとめた記事をアドベントカレンダーのネタにする予定だったのですが、気づけば10,000字近くも書いてしまいました……それなりに思い入れのあった10年でしたし、ウェブ解析士の資格で人生が変わったのは間違いありません。

ただ、私は満足できないので、また新しい世界で師匠を探しに行きます。今のところ、顧客の視座の考え方を深めながらウェブの制作と施策と検証をやりつつ、チームという形態の可能性を深め、50までに某コミュニケーション心理学の教授まで取りたいなあと考えています。やっときゃ良かったなんて思いたくないので、やりたいことは全部やりたい。なーんてフラグを立てて途中で死んでも、悔いはないです。やりたいと思って進んでいるならそれでいい。人生の幸福度は結果ではなく、自分が主体的に選択するかどうかに比例するそうですよ。

だから、これからウェブ解析士の資格を取るべきかどうかを迷っている方への思いは、「知るかそんなもん、欲しけりゃ取れよ」ってのが本心なんですが、構造的に自分で考えられる人向けになっているのは(今のところ)しょうがないです。どんな資格も受け身で何かを得られるようなものではないので、「欲しい」という気持ちが本心なら大丈夫です。あとは、興味を深めるか、仲間を見つけるか、トップを目指すか、仕事に活かすかなどを考えるきっかけにしてください。

それに、フォローしたがっている人はたくさんいるので、今回のアドベントカレンダーに参加している方々のSNSをフォローするところから始めてみてください。

では、良いお年を。コスギでした(/・ω・)/

Microsoft Clarity が大好きなウェブ解析士マスターのこれまでとこれから

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この記事を書いた人

はい、ごめんください(/・ω・)/
WordPressをメインとした制作、開発、ウェブコンサルと、ストレングスファインダーを活用したコーチングを行っています。このブログでは、ユーザーの行動分析をモリモリできる Microsoft Clarity(クラリティ)を研究した備忘録としています。解析のお仕事は中小企業向けにご提供しています。

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