はい、ごめんください。Microsoft Clarity(クラリティ)大好きコスギです。
先日公開された「AI Bot Activity」(日本語では「AIの可視性」)について、Clarity の公式ドキュメントに基づきつつ、導入方法や費用、具体的な見方や考え方についてまとめました。
すでに(有料で)CDNを導入している中規模サイト、もしくは WordPress で Clarity のプラグインを導入しているウェブサイト担当者向けです。
結論を3行で。
- AI Bot Activity でわかるのは「AIがどう振る舞っているか」という観測データ
- 「守り」か「攻め」のどちらかを決めておくと使いやすい
- 攻めを考える前提として、「人にとっても整理されたサイトか」が先に問われる
「うーん……まあ難しいことはわかったけど、せっかくなら、なんかイイカンジで使えない?」という方は、最後に分析用のプロンプトを紹介したので、思考停止して使ってみてください。個人的には、知識を覚えるより行動してなんぼだとも思うので。AIを使うたび、人の仕事が増えていく……!
Clarity の AI Bot Activity とは
検索エンジンのクローラーなど「ボット」によるアクセスは、ほとんどの場合「ノイズ」として扱われていました。人によるアクセスではないため、マーケティングに活用しにくかったんですよね。
しかしAI時代の昨今、「AIボット」が検索・要約・補助回答・学習などの目的でウェブサイトにアクセスするケースが急増しています。それはAIが自動的に収集するものもありますが、人の代わりにAIが収集するため、改めて注目されている背景があります。
背景や概要については、以下の記事をご覧ください。

ということで、具体的な話です。
AI Bot Activity の注意点
大事なことが公式ドキュメントの冒頭に書かれているので紹介します。
Bot activity represents requests made to your site and doesn’t indicate that content was retrieved, grounded, cited, or surfaced in AI generated responses. These metrics reflect observed bot behavior and may not translate into traffic, attribution, or downstream outcomes.
ボットアクティビティはサイトへのリクエストを表すものであり、コンテンツが取得、グラウンディング、引用、またはAI生成レスポンスで表示されたことを示すものではありません。これらの指標は観測されたボットの行動を反映したものであり、トラフィック、アトリビューション、またはダウンストリームの成果には反映されない可能性があります。
つまり、とても勘違いしやすいし期待したくなるんですが、以下のことはわかりません。
- AIに紹介される
- AIに引用され、要約や回答に使われる
- AIから成果(流入・CV)につながる
AI Bot Activity でわかることは、あくまで「ログ」であって「答え」ではないんです。「東京スカイツリーの高さは634mです」という情報と大差ありません。「なんだ、じゃあいいや」と、ここで読むのを辞めてもらっても問題ありません。むしろ、やるべきお仕事に戻ってください。
読み進めるなら「自分は何を期待しているのか」を問いかけてくださいね。
AI Bot Activity の導入方法
まず、AI Bot Activity は、Microsoft Clarity を導入しているだけでは使えません。AI Bot Activity を使うには、追加の条件が必要です。
- Microsoft Clarity が正しく導入されている
- Clarity のプロジェクトが有効である(データが取れている)
- CDN(もしくは WordPress の Clarity 公式プラグイン)が導入されている/導入できる ← コレ
「CDN」とは、ものすごくざっくりいうと「主に表示を速くするための、サイトの入口ゲート」です。建物の出入口に監視ゲートを設置して、疑わしいものはブロックし、安全と判断したものはファストスルーするみたいな機能です。つまり、たくさんの何かが通れば混雑して大変なので、ある程度は無料だとしても、ほとんどの場合は従量課金で使える機能なんですよね。
AI Bot Activity は、この CDN などの入口で記録されたアクセス情報をもとに表示されます。
CDN を使う際の注意点(費用感)
AI Bot Activity を有効にする方法はいくつかありますが、CDN を使う場合は CDN 側の仕様や料金体系が関係します。Clarity 自体は無料でも、CDN の「ログ取得」や「リクエスト処理」に関する料金がかかる場合が想定されます。従量制なので。
- WordPress:Clarity の公式プラグイン自体に追加費用は発生せず、コストはホスティング環境とトラフィック量に依存します(レンタルサーバー+プラグインだけなら追加費用なく利用できました)
- Fastly:Bot Activity 連携を有効にすると、リクエスト数・ログ配信・データ転送量に応じで Fastly 側の従量課金が発生する可能性があります
- Amazon CloudFront:リクエスト数に加え、Firehose 取り込み・ログ配信・失敗ログの S3 保存などが AWS 側コストとして積み上がります
- Cloudflare:LogPush が前提となり、有料プラン+ログ量ベースの課金が発生する点を考慮する必要があります
……それなりに従量課金が必要になりますね。Cloudflare の無料版では LogPush が使えないので有料版に対応しているのですが、Cloudflare 側でAIボットの確認やブロックもできる(「守り」の活用方法)ため、個人的には疑問が残ります。今後「攻め」の活用方法として、AIボットの流入をセグメントとして使えるようになることを期待。まだβ版ですしね。
WordPressのプラグインならカンタン
WordPress サイトの場合、Microsoft Clarity の公式プラグインでカンタンに導入できる場合があります。すでに Clarity をプラグインで導入しているのなら、話は早いです。以下の流れで有効化しましょう。
- エックスサーバーのレンタルサーバーで確認できているものです。契約状況によっては実行できないケースもあるかもしれません。
- プラグインが有効なら、自動的に有効化されている可能性がなきにしもあらZoo……
導入のステップ

設定画面の左メニューの一番下にある「AIの可視性」から、「ボットアクティビティのセットアップ」の[開始する]をクリックします。
![Microsoft Clarity AIの可視性(AI Visibility ):[+プロバイダーを追加]ボタンから進む](https://clarity.kosgis.com/wp-content/uploads/2026/02/clarity-ai-visibility-2.png)
何も設定されていなければ、追加しましょう。

使用している CDN を選べますが、今回は「サーバー WordPress(WordPress server)」を選びます。
- ウェブサイトが WordPress で構築されている
- Microsoft Clarity の公式プラグインが有効化されている
- Microsoft Clarity のデータを WordPress の管理画面で確認できている
という3つの条件が揃っていれば、表示されます。
![Microsoft Clarity AIの可視性(AI Visibility ):[セットアップの確認]ボタンから進む](https://clarity.kosgis.com/wp-content/uploads/2026/02/clarity-ai-visibility-4.png)
① Microsoft Clarity の WordPress プラグインのバージョンを確認してください
・Microsoft Clarity プラグインの最新バージョンがインストールされていることを確認してください。インストールされていない場合は、こちらから更新してください。
インストールされている Microsoft Clarity のプラグインが最新版(執筆時バージョン:0.10.15)になっていればOKです。[セットアップの確認]から進みましょう。

STEP2 と同じ画面です。ここに Connected された WordPress Integration が表示されていれば、AI Bot Activity の機能を使えます。
水色の「dashboard」か、ヘッダメニューの「ダッシュボード」で「AIの可視性」を選んで進みましょう。
![Microsoft Clarity AIの可視性(AI Visibility ):ヘッダの[ダッシュボード]から選べる](https://clarity.kosgis.com/wp-content/uploads/2026/02/clarity-ai-visibility-6.png)

こんな画面が表示されます。開けたら、まずは色々と確認してみましょう。
AI Bot Activity(AIの可視性)をどう使えばよいのか

AI Bot Activity ダッシュボードの画面を大きく分けると、以下の3+1の要素で構成されています(和訳の違和感は御愛嬌……)。
- ボット演算子(Bot operator)+ AI要求(AI requests)
- ボット アクティビティ(Bot activity)
- パス要求(Path requests)
それぞれを見ることで、AIボットのアクセス状況を俯瞰できるようになっています。詳細は後述しますが、以下の順番で見ていくのがオススメです。
- 大きな傾向(AI要求)をまず見る
- どんなAIがアクセスしているか(ボット演算子) を確認
- アクセスの性質(ボット アクティビティ) を俯瞰
- 具体的なページ(パス要求) をチェック
どのように意思決定して活かすのかは、「守り」と「攻め」の2つの考え方があります。
守りの活用
CDN は従量課金制なので、不要なボットに何度もアクセスされると、そのぶんお金がかかります。シンプルに困りますよね。
また、自分のコンテンツをAIの学習から守りたいということもあるでしょう。AIに紹介されないリスクを軽減するなら「NotebookLM のボットからは守る」など、用途を想定してブロックする方法もあります。(個人的に、時代を考えたら焼け石に水のいたちごっこだろうと思うのですが……)
こういった「ボットからアクセスされることで困ることをなんとかする」のが守りの活用。現状がわからないことには判断できませんので、Clarity の Bot Activity を使うことで、何が起きているかを把握することは可能です。
ただ、その後の施策は別なので、本当に守りたいのであれば CDN という「監視ゲート」を導入して、検知したものをブロックするような使い方がオススメです。どのみち CDN でブロックできれば、Clarity には反映されませんし。
この使い方は、アクセス解析ツール初期の使い方に似ています。いろんなボットがありましたよねえ……(遠い目)コメントスパムとか、リファラースパムとか、よくわからない User-Agent があったような。コメントが閉じられるのが当たり前の時代になって滅亡したのかもしれませんが、おそらくそういったボットも検知できるのでは。
攻めの活用
守りの活用がボットを「ノイズ」として除外する方法なら、攻めの活用はボットを「代弁者」として積極的に活かすことです。今の時代、ほとんどの方が知りたいのはこちらでしょう。Clarity の AI Bot Activity も、どちらかというと「攻めの活用」です。とはいえ、現在はただの情報でしかないため、過度な期待は禁物です。β版ですし。
攻めの活用をするには、以下の3段階です。
- AIが何をしに来ているか(役割)を定義する
- 重視したい役割に合わせた仮説を立て、AIのアクセスが多いページを調整する
- 調整したページを中心に、人とAIのアクセスを検証する
ということで、次から攻めの活用を前提にした画面説明です。画面左上の設定を少し変えておきましょう。

ボット演算子(Bot operator)からわかること
「どんな会社のどんなシステムがどれくらいアクセスしているか」を把握できるものです。

AI要求(AI requests)
画像で「5.44%」と表記されている箇所の数値です。これはすべてのアクセスのうち、AIが関係するアクセスの割合です。内訳を見るとわかるのですが、AIが学習のためにアクセスするケースもあれば、人がAIに依頼してアクセスするケースもあります。
基準値はないのでなんとも言えませんが、内訳と合わせ、守りの活用を検討すべきかどうかも判断してください。サイトの性質や業種などにもよりますが、公式の数値などを見ると、だいたい5〜15%くらいが一般的でしょうかね。
ボットの一覧(Bot operator)
どんなボットがアクセスしているのかがわかります。画面の左上で「AI bots」を選ぶとAIボットのみに絞り込まれ、「All traffic」を選ぶとすべてのアクセスが表示されます。すべてのアクセスのうち「Likely Human Traffic(たぶん人間のアクセス)」が一番多くなるのでは。
- namecheap ってなんだ?と思いますよね。どうも WordPress の標準的な内部通信が namecheap として検出されているようです。一旦スルーしておきましょう。有識者の方がいらしたらXなどにてコメントください。
ボットの具体的な解説(一部)
それこそ「このボット、何?」とAIに尋ねてみると早いのですが、代表的なものを少し紹介しておきます。
- ちなみに Perplexity は偽装が問題になっていたり、過剰なブロッキングはすべきではないと反論していたりと賑やかです。
OpenAI 系
参考:Overview of OpenAI Crawlers
- ChatGPT-User
ChatGPT がユーザーの質問に答えるためにページを取得したアクセス。AIアシスタントとしての回答生成(要約・引用・説明)をしているので、AIに参照されている可能性を示す、最も価値の高いシグナルといえそう。 - OAI-SearchBot
OpenAI の検索・情報収集用ボット。AI回答のための事前インデックス/情報探索が目的で直接引用されているわけではない。ChatGPT 等で参照される「候補」に入っている可能性はある。 - GPTBot
OpenAI の学習・評価・モデル改善向けクローラー。学習を目的としたアクセスなので、嫌ならこのボットをブロックして影響を見てみても?
Google 系
- そもそも、AIよりも検索用のクローラーや広告系がメインなので、めっちゃ多いです
- GoogleBot
Google 検索の中核となるクローラー。検索インデックス作成が主目的で、SEO に直接影響する最重要ボット。AI要約(AI Overviews)や検索結果表示の土台となるため、検索に載る/載らないを左右する存在。だいじ。 - Google Read Aloud
Google 検索や Google アシスタントで、ユーザーがページ内容を音声読み上げている。視覚障害者向け・音声UI向けのアクセシビリティ用途が主。内容の要約・再構成よりも「そのまま読む」用途に近い。
参考:Google Read Aloud ユーザー エージェント - Google NotebookLM
ユーザーが NotebookLM プロジェクトのソース(URL・PDF等)として指定した場合に発生するため、価値の高いアクセスと解釈できる。価値を感じてくれている表れなのに、モヤッてしまうのはなぜだろう。
Anthropic 系
参考:Anthropicはウェブからデータをクロールしていますか?また、サイト所有者はクローラーをブロックするにはどうすればよいですか? | Anthropic Privacy Center
- ウチに Anthropic 系のボットが来ないのは、Claude がエンジニア向けだから……?こういうAIの性格みたいなところ、出ますよね。
- ClaudeBot
Anthropic が運用する学習・評価・安全性向上のためのクローラー。学習用途に使われる可能性があるアクセスなので、学習させたくない場合はブロック対象として robots.txt による制御を尊重すると明記されている。ここまでハッキリしているのはなかなかないと思う。 - Claude-User
ユーザーが Claude に対して URL を入力・共有した際に、その内容を取得するアクセス。「ユーザー主導」で発生する点が最大の特徴で、Claude が要約・説明・質問回答を行うための参照取得。AI に“意図的に読ませている”アクセスであり、Clarity 上では価値の高いシグナルと解釈できる。 - Claude-SearchBot
Claude が回答精度を高めるために行う検索・情報探索フェーズで使用されるボット。直接の引用や表示を保証するものではないものの、情報源として参照されている。こちらも価値は高そう。
Apple 系
参考:Applebotについて – Apple サポート (日本)
- Applebot
Apple が運用する公式クローラー。近年は Apple Intelligence との連動が明示されており、AI文脈での重要度が上昇。Apple の検索・AIエコシステムに参照される候補に入っている可能性がありそう。
ボット アクティビティ(Bot activity)からわかること
上記の「ボット演算子(Bot operator)」が誰(どのAI・どのシステム)が来ているかを示すものに対し、この「ボット アクティビティ(Bot activity)」は何をしに(どんな目的で)来ているかを示すものです。
要するに、「目的別ボットの一覧」ですね。

Bot activity で分類される「目的」とは
Bot activity で分類されている目的(Intent)は「このページが ChatGPT からアクセスされている」といった具体的なことはわかりません。
しかし、サイト全体の傾向を知ることで、
- 自社サイトが「どの文脈でAIに見られているか」の仮説を立てられる
- 守るべきアクセス(過剰なクロール等)と、活かせるアクセス(検索・要約目的など)を切り分けられる
- AI時代において、どの情報を強化・整理すべきかの判断材料になる
といった「意思決定のヒント」を得ることができます。あくまでヒント。
代表的な目的の解説(一部)
私のサイトにある以下を、備忘録も兼ねてメモ。内訳を見ると誤解が少ないです。ウチはAIからのアクセスが検索ボットより少ないんですよねえ……Microsoft Clarity 公式の画面は、AI Assistant のほうが多いんですけども。
- Search Engine Crawler(検索エンジンクローラー)
検索エンジンが自動的にウェブサイトのページを巡回し、コンテンツを収集して検索エンジンのインデックスに登録するプログラムのこと。ページの発見・更新情報を検索結果に反映させるために重要。 - Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)
SEOツールのボット。自分が使っていなくても、競合が使っていたりすることもあります。 - AI Assistant(AIアシスタント)
「ChatGPT-User」同様、ユーザーの入力や指示に応じて情報提供や操作補助を行う、AIに参照されたことを示唆するアクセス。 - Page Preview(ページプレビュー)
SNSやメッセージアプリでリンクが貼られた際に、小さい画像やタイトル、説明が表示される機能。内訳を見ると、SNSが並んでいるのがわかります。 - AI Search(AI検索)
「OAI-SearchBot」同様、AIによって検索されたアクセス。検索結果として表示されているものの、ここからクリックされたかどうかは別。 - AI Crawler(AIクローラー)
「GPTBot」同様、AIモデルの学習や回答生成のためにウェブサイトを巡回し、コンテンツを収集する自動プログラムによるアクセス。
「AI bots」で確認すると割合が大きくなるため、絶対値も多く見えてしまいがちですが、「All traffic」にすると全体の割合として数%程度しかないことがわかるので、どちらも把握しておきましょう。
パス要求(Path requests)からわかること
「ボット演算子(Bot operator)」が誰(どのAI・どのシステム)が来ているかを示すもの、「ボット アクティビティ(Bot activity)」は何をしに(どんな目的で)来ているかを示すもので、「パス要求(Path requests)」は、どのURLに来ているかを示すものです。

具体的とはいえ、どのボットがどのURLに来ているかまではわからないため、「All traffic」を「AI bots」に変えて(AIのアクセスのみに絞り込んで)確認することをオススメします。
URLにはリンクが張ってあるので、クリックすると確認できます。
Clarity にも「人気ページ一覧」がありますが、ここでの対象は人ではなくAIボットです。人のアクセスとは、少し異なる傾向が見られるのではないでしょうか。
ウチはコラムへのアクセスが目立ちますが、これは人のアクセスでもよくあることです。もともとSEOを想定してつくっていますし。そしてAIがアクセスしているURLのコンテンツは「ちゃんと読みたい」より「これなんだっけ?」に応答している印象もありますね。ファストアンサー。
よくありそうな質問と回答
というか私が気になった備忘録も兼ねて。
まとめ:中小企業サイト担当者の方へ
色々と書き連ねましたが、大前提として「Bot Activity は無理に使わなくてもいい」のです。判断材料が増えることは、必ずしも良いとは限らないですし。
それでも導入できたのなら、これだけは知っておこう、というものをまとめました。
Bot Activity から「考えるといいこと/誤解しやすいこと」
考えるといいこと
- AIが情報源の候補としているページは?
- 構造化・整理を進められるページは?
- おかしな挙動をしているボットはないか?
誤解しやすいこと
- AIにアクセスされている=評価されている
- 数値が高い=成果が出ている
- Bot Activity を直接 KPI にする
現実問題、限られたリソースの中でできることはシンプルです。
- まずは「何が起きているか」を知る
- コストやリスクがあるなら、守る
- 余力があれば、攻めの仮説を立てる
Bot Activity は、AI時代の健康診断になりうるものですが、本格的に使えるのはもう少し先ですかね。
おまけ
Bot Activity のデータは、CSV でダウンロードできます。つまり、AIに分析してもらえます。そのデータと合わせて、以下のプロンプトで依頼してみてください。
この Bot Activity のデータから、このサイトはどんなふうにAIから認識されていると仮説が立ちますか?
私のカスタムプロンプトはかなり厳しめに入れているので、上記だけでこれだけ出てきますが、もし意図と異なるようなら「仮説を5つ以上」とか「私に3つ質問してから分析して」などと依頼をカスタマイズするのもオススメです。
出力したものを見たい方は以下をどうぞ。タグなどは全部抜いているので参考程度に。
ChatGPT(5.2)の回答例(テキストのみ)
仮説1:このサイトは「定義・解説の一次情報源候補」として集中的に読まれている
根拠
AIリクエストの約 47% が AI Assistant、約 27% が AI Search
/column/strengthsfinder-◯◯/ や /faq/ 系ページへのリクエストが分散・継続的
トップページよりも個別解説記事が多く叩かれている
解釈(仮説)
「StrengthsFinder/CliftonStrengths の用語説明」「資質ごとの意味」などを
“質問に答えるための材料”としてAIが参照している可能性が高い=ストーリーや思想ではなく、定義・整理された知識として認識されている
仮説2:AIはこのサイトを「人が読む導線のある専門ブログ」と見ている
根拠
AI Crawler(25.9%)と AI Assistant(46.8%)が拮抗
/robots.txt や /sitemap.xml も定期的に取得されている
解釈(仮説)
単なるデータ吸い上げ用の辞書ではなく、
人間向けに構造化されたサイトとしてクロールされている記事単位で完結しており、引用・要約しやすい構造だと判断されている可能性
仮説3:「誰のサイトか」より「何が書いてあるか」で消費されている
根拠
トップ(/)へのアクセスはあるが、突出してはいない
著者ページ・プロフィール系への集中は見られない
解釈(仮説)
AIは
「この人(コスギ)に聞く」
ではなく
「StrengthsFinderの◯◯とは何か」
というトピック単位で認識しているブランド人格・思想の引用元としては、まだ弱い
仮説4:日本語のStrengths系コンテンツとしては“安定した補欠席”
根拠
OpenAI由来が 92%超
ただし Clarity上の「Query volume / Citation rate」はまだ 0
解釈(仮説)
学習・補助・裏取り用途で頻繁に見られているが、
AIの最終回答に名前が出る“主語ポジション”にはまだ立っていない=「参照されるが、紹介されない」段階
総合仮説(一文で)
このサイトは現在、
「StrengthsFinder/VIA系の概念を日本語で正確に説明する、信頼可能な“裏方の知識ベース”」
としてAIに認識されている可能性が高い。厳しめの指摘(意図的に言います)
思想・立場・独自フレームは、AIから見るとまだ弱い
情報は使われているが、あなたの名前や視点が“引用理由”になっていない
つまり今は
「良質なWikipedia的サイト」>「この人の見解を紹介したいサイト」これは価値が低いという意味ではありません。
ただし、「AIに紹介される人」になりたいなら、現状は明確に未達です。必要であれば次に進めるモードとして、以下が考えられます(選択制):
分析深化:この仮説を裏取りするために、どの指標を見るべきか
AIO設計:AIが「この人の意見として答える」状態に近づける構造
あえて放置:知識ベース特化として割り切る戦略の是非
どれを選ぶかで、設計思想は真逆になります。
これを受け、施策にまとめたのが以下。
AI向け施策まとめ(カエルコムニスの場合)
最優先(A)
- 「この人の見解」明示
- 各主要記事に「コスギの見解/立場」を1セクション追加(結論→理由→注意点)。
- AI向け要約ブロック設置
- 記事冒頭に3–5行の要点要約(定義/前提/結論)を固定フォーマット化。
- 著者一貫性の強化
- 全記事に著者情報・専門領域・実績を同一構造で明示(フッター固定)。
次点(B)
- 比較・反証コンテンツ追加
- 「よくある誤解」「反対意見」「適用外ケース」を明文化。
- Q&A構造の強化
- 1記事=3–5問のFAQを必須化(短文・断定)。
- 内部リンクの意図設計
- 定義→応用→意思決定の3層で相互リンク。
補助(C)
- 更新シグナルの定期化
- 主要記事を四半期更新(更新日・変更点を明示)。
- 引用可能な一文の固定
- 各記事に「引用用1文(定義)」を設置。
- サービス文脈の最小接続
- 記事末に「判断基準」だけ提示(売り込み禁止、判断材料のみ)。
よくあるAIOの施策は、以下のようなことが言われているので、だいたい合ってますかね。個人的には、ちょっとしたコツ+愚直な E-E-A-T という認識です。AIの出力に寄せている印象もあるので、人間らしさを出せるのは一次情報くらいですYO
- 冒頭に結論+根拠を伝える
- 見出しの構成を「Q&A形式」にして情報を整理する
- 独自の一次情報(事例や体験談)を含める
- 構造化データを整備して、著者・運営者情報を明確に
- 重要ページへの内部リンクを設計、1ページ1テーマ
この5つの観点から、注力したいページをAIに評価してもらっても良いのではないでしょうか。人間の仕事だけが増えていきますねえ……
